降ってわいた大きな話 [博物館]
出張がかさなり、仕事場のスナネズミさんとは久しぶりのご対面
↓なあなあ~ごはんおくれよう!と、若夫婦と娘スナがやってきた
私を忘れていないのはうれしいが、それは「おいしいえさをくれる人」という位置づけだからに過ぎない。
その期待にこたえて、うすいえんどうをプレゼント。おいしいやろ~。
昼前、古くからの知人から、突然の相談電話。
彼は今、地方のある町で仕事をしているのだが、その町に今年、ある有名作家の作品が寄贈されることになり、その作品を展示する記念館なるものを作ることになりそう・・・。先日、その施設計画などを自分がまかされたので、相談にのってほしいということであった。
いきなり、大きな話でちょっとびっくり。
彼は、博物館とはまったく縁のない、土木のひと。
専門の収蔵庫が必要、ということも、薫蒸についても知らなかったらしくて、話をするたびにへえボタンの乱れ打ち状態・・・。
これはいかんぞ、と、専門家を紹介することになったが、彼が心配するのは見積もりのことや、工期のことで、専門家を入れなくてもいいから、こういうことを出来る業者を紹介してくれるだけで良いような感じ。
その態度は私への遠慮もあるんだろうが、一番大きな要因は、専門外の彼にとっては、降ってわいたようなやっかいな仕事だから、よいものを作ろうというどころではないんだろう。
それはと~っても分かる。はっきりいって気の毒としかいいようがない。
でもね、その町の人にとっては、大事な税金で作るものだからね。
あなたには気の毒だけど、少しでも良い、使いやすいミュージアムを作ってもらえるよう、じっくりと助太刀するよ。実現するかどうかは分からないけど、あとで「あんなもん作りやがって」なんて言われたら悲しいでしょ。
そうですよね~、税金ですもんねぇ
私も学校でちょこっと博物館学について学んだので知ってるんですけど、絵なんかは特にちょっと光のルクスが違うだけで印象が違うし劣化の速度も違うんですよね。
人の動線も考えて建物の設計しなくちゃいけないし。
うーん…大変そうだ…
by 朔夜 (2007-04-19 02:23)
専門的な知識の無い普通の人って、ハコさえ作ればどうにでもなるって
考えがちなような気が。でも造る以上は運営していかなければならないし
魅力的な施設にしておかないとお客さんが来てくれないですものねぇ(^_^;)
素敵なミュージアムが出来ますように、頑張ってくださいねo(^ヮ^)o
by mizuiro-rabo (2007-04-19 03:33)
朔夜さまこんばんは、お越しありがとうございます。
今回のことで、ああ、こうやって小さな施設はできはじめるのだなあ、と認識しました。
作品のことを考えると光度のこととか、いろいろ気にしなければいけないことが多いのに、簡単に考えすぎだ、と指摘したところ、えらく困っていましたが、じっくりやっていってもらうしかありません。
適材適所の大切さを改めて痛感しました。
by ちよのすけ (2007-04-19 23:47)
mizuiro*raboさまこんばんは、お越しありがとうございます。
長期的な運営を行うにはまず、土台からですものねえ。
本人には気の毒ですが、がんばってもらうしかないですね。
by ちよのすけ (2007-04-19 23:49)