春の干潟 [南大阪の自然]
貝毒が発生して、潮干狩りがお預けの大阪湾岸だが、人間をのぞく生き物たちには関係のない話である。シギやチドリのなかまがやってきて、貝やカニを食べている。
昼から、南大阪で数少ない干潟に行く。
↓風がきつい・・・
ハマシギの群れや、チュウシャクシギ・ホウロクシギ・ダイゼン・メダイチドリ・シロチドリなど、
干潟の鳥たちをたくさん見る。
↓カニの巣穴・・・ハクセンシオマネキや、スナガニなどが、かくれてます。
↓サンゴ塊・大阪湾が暖かだった時代の名残が、干潟にうちあがってます。
肌寒いけど、いろいろなものが見つけられた昼の干潟でした。
初めて訪問させていただきます、仙人と申します。
干潟にたくさんの生き物たちが生息し、たくさんの生き物たちが訪れるという事は、それだけ生き物にとって素晴らしい環境であるという事なのでしょうね。
最近、例えば伊勢湾などで人工干潟が造成されたりしていますが、それでも消失してしまう干潟の面積の方が圧倒的に多く、アマモ場と同じく海のゆりかご的な存在である干潟の減少は...憂える限りです。
ところで、打ち揚げられたサンゴ塊は、化石だったのでしょうか?
気になるところです。
また訪問させていただきます。
by 仙人 (2006-04-21 23:45)
仙人さまこんばんは、お越しありがとうございます。
干潟は、どんどん消失していますね。私は戦前の絵葉書を集めるのが趣味なのですが、ほんの70年前には、大阪湾にもこんなすばらしい砂浜や干潟があったのか、と驚かされます。
この先、海のゆりかごはどうなっていくのか、不安です。
サンゴ塊は、化石・・・になりかけ、という感じでした(変な言い方ですが、完全に石化してないのでした)。
イシマテガイなどの石に穴を開ける貝がよく入っているのですが、知人によると、このサンゴ塊は、ナウマンゾウが生きていたころより前の海進のものである可能性もあるが、縄文海進の時代のものである可能性も捨てがたい、とのことです。
このサンゴ塊、まだまだ一部の方にしか知られてなくて、あまり研究されてないようなので、これからたくさん集めて、なにかのよすがにできないかしら、と思ってます。
これからも、どうぞよろしうに。
by ちよのすけ (2006-04-22 23:25)