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伊丹市昆虫館へ [博物館]

今日は伊丹市昆虫館、略して「いたこん」へ行く。
用件は、普段近所の子どもたちに行っている化石行事を、化石産地と縁の薄い伊丹市の子どもたちに披露すること。
昆虫館によくやってくる子どもさんとのことだから、化石って興味あるのかな?ちょっと心配していたが、それは杞憂であった。

↓熱心に耳をかたむける子どもたち・ワニ化石のお話をしています

↓その後、実物の化石を、スタッフの説明とともに観察

で、一番盛り上がったのが、植物化石を自分で探し出す作業。
竹串とピンセットなどを使って、粘土層のなかにある、200万年前の植物化石(ほんもの)を探し出す細かい作業なのだが、根気よく行ってくれた。
毎度のことながら、子どもの集中力には驚かされるなあ。
おかげでたくさんの化石を発見。スタッフ一同フル回転。
樹脂の化石・こはくもいくつか見つかったし、初発見と思われる種類も出た。
お話・観察・実習と、3時間を超える行事だったにもかかわらず、子どもたちは最後まで楽しんでくれたし、化石に興味をもった子どもさんも出てきてくれた。

疲れたけど、楽しい1日。明日もがんばろう。


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東京・上野公園にて [博物館]

月曜日、心配していた雪もさほどではなく、新幹線も少しの遅れで到着。
富士山が美しく見えたのが、ラッキー。
火曜日までの出張は、久しぶりの人にあえたり、初めての人にあえたりと、たいへん楽しいものだった。仕事の人脈もけっこうできたし。
ほんとうは水曜日、休みをとって東京の博物館めぐりをしたかったのだけど、人と会う約束を3件入れてしまってたので、それもできず。
今日、やっと休みがとれ、ゆっくりできました。
これは、火曜日に東京国立博物館へ行ったときのもの
資料もすばらしいけど、お庭や内部もすばらしい。
2日くらいゆっくり、見てみたいなあ。気に入りの着物でもきて。

↓日本で一番大きなユリノキ・街路樹も大きくなるとここまでになるのか・・・

↓東京国立博物館本館内の明かり

↓壁のモザイクデザイン


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イベントの楽しみ方 [博物館]

昨日に引き続いて、今日も大阪市立科学館で「子どものためのジオ・カーニバル」。
↓雨のためか、昨日の倍、お客さんがきてくれた。ありがとうございました。

ふだんの私は、これだけ人が入っていると、髪をふりみだして子どもの対応をしているのだが、今回のイベントは、企画者側の立場なので、受付と会場内整理を受け持つ。
なので、ふだんあまり観察できない、人の動きがよく見通せた。

イベントの性格上、親子づれがほとんどだが、迷い込んできたカップルや、同業者っぽい個人参加も少々。
傾向として、以下のようなことがみえてきた。
1.一般的な家族連れの場合、お父さんよりお母さんのほうが、効果的にブースをまわって、子どもにひとつでも体験させてあげようとしていることが多い。意欲的でエネルギッシュである。
 それが昂じて、信じられないほど図々しい人もいて、その場合けっこうイタい。ボランティアできてくれていた女子高生が、そういうおばちゃんにキれられて、半泣きになる場面も。
2.お父さんは、疲れ気味の人が多いのか、早く帰りたがっていることが多い。そのため、子どもがまだやりたいことがあるのに、お父さんが帰りたがっているからろいうことで、せかされて帰っているのがよく見られた。
3.お父さんと娘、という組み合わせの場合、お父さんが「顔面崖崩れ」を起こしている確率は8割以上。娘をデジカメで必ず撮影している。
4.カップルでお越しの場合、彼氏より彼女のほうが、好奇心旺盛なことが多い。彼氏は最初、「子ども向けやんかよ~」とか、尻込みしているが、最後に盛り上がっているのは、彼氏のほう。彼女も、「案外手先器用やねんなあ」と満足そう。

来年も、この調子で出来ますように。


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四賀化石館 [博物館]

 先月、学会で長野県松本市へ行ったとき、松本コンベンションビューローから近隣の博物館施設の無料券綴をもらった。う~ん、こんな良いものを頂戴できるのが分かってたら、早く松本入りしたのになあ。しかし、今嘆いてもあとの祭りである。残念。
 そのなかに、前から気になっていた四賀化石館(旧四賀村化石館)の無料券も入っていたので、バスで行くことにする。
 ここの展示は、この地域で産出するいろいろな化石を展示している。あくまでも地元密着型、というのがよい。特にクジラやトドの化石が有名。
で、展示。
↓ヒトデも化石になるんですなあ。

↓これが有名なシガマッコウクジラ(長野県宝指定)下あごですな

↓シナノトドもいるでよ・これは頭部分の展示

展示手法としては、あまり目新しいものはなかったが、やはり本物のもつ魅力が勝っているのか、たいへん楽しく見ることができた。
惜しむらくは、出版物が貧弱であったこと。自館発行の書籍がない、というのは物足りないものである。
今回は、バスの時間の都合でゆっくり見られなかったが、いつかまた来たい博物館である。


吹田の浜屋敷 [博物館]

午前中の会議に出たあと、午後から、家の用事で大阪府吹田市に行く。
JR吹田駅前は、懐かしい雰囲気の商店街があり、メインストリートから一筋入ったところが面白い。狭い路地に、八百屋さんや魚屋さんが所狭しと並び、おばちゃんたちがくるくるとよく動き、話し、笑っていた。電球の色もオレンジ色、おばちゃんが店のおじちゃんに「今日はイイダコ入ってないんか」と聞きながら、献立のプランを考えている。

↓少し離れたところに、このような施設を発見・昔からある町屋を活かした施設らしい。

通称「浜屋敷」正式名称は「吹田歴史文化まちづくりセンター」
無料ということなので、中にはいると、けっこうしっかりしたつくりで、資料室やホールなどが完備されていた。それでいて、昔の風情はきちんと残している。展示も少ないスペースでわかりやすく作られていて、展示ビデオの中身も面白かった(ただし、上映時間がちょっと長かったけど)。
↓ホールや展示室がはいっている棟

イベントもよく行われているらしい。
↓垣根のアサガオの花の色が涼しげですね。


博物館がいっぱい! [博物館]

学会2日目。発表や講演の合間に、松本のまちをぶらぶらする。
いや~こんなにいろいろな博物館や文化財があるとは思わなかった!
松本城や、松本市立博物館、開智学校は知っていたけど(見たのははじめてですよ)。
↓開智学校・先月改修がおわって公開されたところ・見られてラッキー

はかりの資料館・時計の博物館があるなんて知らなかったなあ・・・
↓これは「はかりの資料館」。町屋がたくさん残る通りにちんまりとある。

この資料館、間口は小さいけど、中にはいると蚕のマユをはかるはかりや、両替商の道具など、松本ならではのさまざまなはかりの道具が、所狭しと置いていて、とてもいい感じ。
管理しているおじいさんも話し好きで、それでいて押しつけのない説明がとてもわかりやすい。
そのほか、時計の博物館も、全部動いている状態の展示だったので、楽しく見ることができた。
しかし、このまちの博物館の応対をする人の接遇は、どの方もよい。
入館してきた人に対して常にやわらかく接するが、注意はきちんとする。
何か聞いても基本的な知識があって、分からないことは「分からないので専門のものに聞いてきます」という正確な態度。
このまちのよいところのひとつに、おもてなしする人の雰囲気がよい、というか、私にあっている、というのがあった。とまっていたホテルのフロントのおねえさんもいい感じだったし。
また改めて、ゆっくりと訪れたいまちである。
冬は寒いだろうけど、きれいだろうなあ。


お墓まいり [博物館]

今年は、昨年亡くなった祖父の初盆である。
お霊まつりは仕事で参加できなかったので、今日お墓参りに行く。
祖父の集落には土葬の風習があり、ふつうのお墓と違って、木の柱と祠が目印である。
家族の墓のなかで古いものは墓標が朽ちて、誰の者か分からなくなっているものがあるが、花活けのデザインや記憶を頼りに、お参りをする。
榊と、祖父の好きだったお酒、そして祖母の好きだった三ツ矢サイダーをお供えする。

なお、下のお寺と神社の敷地内にも参り墓は作ってるが、現時点では、祖父はこの埋め墓にいるらしいので、下のお墓にはお参りしない。

帰り、近くにある市立五條文化博物館に立ち寄る。この博物館には、祖母がよく、幼い従兄弟をつれて行ってた。
「映画がすごいよ。砂漠の映像が映し出される時は、部屋がとってもぬくくなるし、ヒマラヤ山脈の映像のときは、すうっと寒くなるんやで。小さいこおらもびっくりしてたよ。あんたも博物館好きなんやから、一緒に行こうなあ。」って言ってくれてたのに、祖母も今は鬼籍のひとである。
安藤忠雄の建築らしいが、丘の頂上にあるので、なんとなくすすけた貯水塔みたい・・・。
夫が、廃墟じゃないだろうなあ、今日開館しているんかあ、といぶかっているが、大丈夫だろうということで入館する。
円筒形をしているので通称「バウム」と呼ぶらしいが、ちょっと違うなあ。木の温もりが表現されてないもん。
でも、中身はなかなか面白かった。五條のまちの歴史の流れがよく分かる展示である。
企画展の「木村篤太郎と吉田茂展」も面白かったし。日本国憲法の発布記念式典の招待状なんかはじめてみた。
しかし、何より私にとってよかったのは、祖父の近くの集落の習俗がパネルで展示されていたこと。
そのパネルを見たとたん、祖父が軽4に幼い私を乗せて、このお祭りを見せにいってくれたこと。帰りに大きなりんごあめを買ってくれたこと、炭坑節を大声で歌いながら帰ったこと、いろいろなことを急にばばばば~っと思い出して泣きそうになった。
博物館で、こういう気持ちになることもあるんだなあ。でも、いやな気持ちではない。お墓参りのあとに、祖父をたくさん思い出せて、ほんとうによかった。


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MCみはら [博物館]


朝からむちゃくちゃ暑い・・・うちのスナネズミさんたちも、うだってます。
白いおなかをでろれ~んと放っぽりだして、寝ころんでいます。
しかし、仲間同士べったりくっつくのは、暑くてもやめません・・・仲良しなのねえ。

今日は午前中に家事と針灸院への通院を終えて、午後から堺市美原町の「堺市立みはら歴史博物館(通称MCみはら)」に行ってきました。
http://www.senboku-kouiki.jp/museum/files/sakai/mc.htm
泉北スタンプラリーのスタンプポイントでもあるので、ちょうどよいです。
http://www.lmagazine.jp/event/semboku-stamp/
スタンプラリーのほうは、この間の堺HAMONOミュージアムとあわせてスタンプ2個集まって終了しました。このスタンプラリー、ここ何年か参加しているけど、何も当たらないなあ・・・。
2つスタンプ集めただけで応募できるというものだから、競争率高いんだろうなあ。
もうひとつ、「泉州ミュージアムネットワーク」のスタンプポイントと聞いたので、このラリーのスタンプ帳も持って行ったんだけど、それは違ったみたいで、ここにはありませんでした。

さて展示のほうですが、

映像やジオラマを駆使していて、わかりやすくしようとしたみたいですが、パネルやビデオの説明が子どもには難しいみたいで、宿題をしに来ていた子に「鋳物師(いもじ)って何してる人?」って聞かれました。ちょっとせっぱ詰まっていたみたいなので、しどろもどろになりながら教えましたが(学芸員さんがどこにいるか分からなかったし)、大丈夫だったかな?
確かにおとなが読んでも、専門用語がこなれていないなあ、って感じのパネルの文章でした。
それと、黒姫山古墳の葺石など実物資料にさわれるコーナーがいくつもあって、それはとてもよいのですが、展示室内の照明が暗いのに展示台自体に照明が埋め込まれていたため、下からの光が強すぎて、さわれても実際の色などが真っ黒で確かめられません。
金物の鋳型にしても、ざらざらしているなあ、というのは分かっても、それがなぜざらざらしているのか、土の中に含まれている含有物は何かを目で確かめようとしても、真っ黒で分からないのです。
これは惜しい。こんなのさわれるの、ここしかないのになあ。
企画展も楽しみにしていたのですが、照明の方向や展示ケース下の台紙の色が真っ赤っかだったためか、龍泉窯の青磁の色がうまく出てませんでした。東洋陶磁美術館とまではいかなくても、もう少し視線を考えた展示ケースを使ってほしかったなあ。予算の制約があって仕方ないのかもしれないけど。
でも、美原という地域に、こんな歴史があるんだ、ということが、狭い展示室内にうまくまとめられていたように思いました。鋳物師のこととか、古墳のことを中心に、担当の方が少ない面積と予算のなかで、とてもがんばられたんだろうなあ、ということは感じられました。こういう施設は観光客向けだけではなく、地域の方にも見て欲しいですなあ。

それと最後に泉北スタンプラリーに参加するみなさまへ。
最寄りバス停が、ガイドブックでは近鉄バス「大久保」となっていますが、「大保(だいほ)」の間違いです。私はおおくぼだと思って、バスを乗り過ごしてしまいました。HPでも訂正されていなかったので要注意!


堺HAMONOミュージアム [博物館]

今日は朝から和泉葛城山に登るつもりだったが、体調が思わしくないので、近くの「堺HAMONOミュージアム」をのぞきに行く。
http://www.sakaihamono.or.jp/museum01.html

今行っている「泉北スタンプラリー2005」のスタンプポイントでもあるのでちょうど良い。
http://www.lmagazine.jp/event/semboku-stamp/
博物館というと、月曜日休みのところがほとんどだが、これは珍しく火曜日休館である。
場所は堺と大阪市を結ぶチンチン電車「阪堺電車」の妙国寺駅すぐでわかりやすい。

・・・で、入ってみたのだが、いきなり即売所があったのでちょっとびっくり。
スタッフと思われるおばちゃんが何人かいて「いらっしゃいませ~」といってくれたが、みんなコーヒーを飲んで世間話をして、超くつろぎ状態。なんか、人ん家にいきなり入ってしまったような気恥ずかしさである。たは~。
気をとりなおして、展示室を探すと、それは即売所を抜けたところにあった。
展示室のなかは、刃物だらけ・・・。そりゃあHAMONOミュージアムですから当たり前ですわな。

ちょっと圧倒されたが、ひとつひとつ見てみると、メリヤスを切るものや、鯨の解体につかうものなど、ふつうでは見られないものも多くて、たいへん面白い。うなぎ裂き包丁に東京型と大阪型があるというのも、はじめて知った。
しかし、説明文が不足しすぎなので、予備知識なく見るにはちょっとしんどい。ビデオも面白いが、時間が長くてちょっと冗長なところもあった。
地域の子どもの社会見学で使う際には、人がついて説明するか、もう少し説明文を丁寧にするか、どちらかを検討しなければいけないだろう。
パンフレットを見ると、土日には実演なども行われているとのこと。このときに行けば、また見方が変わるのかもしれないが。


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