これはありですか？

　最近、近所に出来た葬祭施設。
　家族葬や音楽葬など、新しい形にも対応しているらしい。
　建物も、新しくできた公民館ですよ、と言われたら、信じてしまいそうな感じ。

　それはまあ良いのだが、ひとつ解せぬことが。

　ほぼ毎日、「内覧会」｢ご予約会」｢ご相談会」なるものが開かれていて、それらに出席すると、「お食事」のほか「お漬け物」｢洗剤」などがプレゼントされるらしい。写真イメージのとおりなら、けっこう豪華である。

　先日、前を通ったら、すごい人が並んでいて、みんな手におみやげをもって、喜々としている。
　年配の方が多いが、親子連れもぼちぼち。相談会というよりは、以前このあたりでやっていた催眠商法すれすれのお店みたいな雰囲気。客層も似てるし。

　こんなんで、真剣に家族の弔いを考えることなんて出来るのかね。

　古い人間からみたら、真剣に考えるつもりもないのに、商品につられてそういう場にほいほい行って、得した気分になるなんぞ、「縁起悪いし罰当たり」と思うのだが、こういう考え自体がナンセンスなのだろうな。

　しかし、これだけ大盤振る舞いして、会社として成立しているのが不思議。安価をうたい文句にしているけど、ほんかまな？

コメント 2

自分のお葬式考えてるけど、
家族の体裁で躊躇してるヒトは行きやすいかも。
そうじゃないヒト多そうだし、
何より私はこんなとこ頼みたくないけど。
葬式はなにやらむっちゃかかりました。
自分は無縁仏でいいわ～。
by タッジーマッジー (2010-07-06 18:54) 

タッジーマッジーさまこんばんは、お越しありがとうございます。
確かに、体裁を破る、ってのには効果的ですね、なるほどです。

私の理想のお墓は両極端ですね。
ひとつは「のにっき」みたいなの。
もうひとつは、むっちゃへんなオブジェにして「なんやこれ～！」ってびっくりされるか、公園に作って、墓標を滑り台かどんぐりのなる木なんかにして、子どもたちにたくさん遊んでもらったりするとか・・・。どちらも今の法体制では無理なんでしょうけど。
by ちよのすけ (2010-07-06 20:22)