貴重な資料 １

　山のほうににお住まいの方から、今から40年くらい前に、このあたりで猟師をされていた親戚の方がとられた鳥やほ乳類の剥製があるのだが、いりませんか？という連絡を受ける。
　剥製の寄贈話はけっこうよくあり、たいていはちょっと・・・というものなのだが、「このあたりでとった」ということと、「猟師をされていた方が自分の獲物を剥製にした」という話にぴぴぴっときて、同業者を誘って調査に行くことに。

　見に行ってびっくり。
　今はこの場所にいない生物の剥製がそこここに。
　とても大切に保管されていたのか、虫損もほとんどない。これは貴重である。
　ありがたいことに、申し出てくださった方が、「引き取りは急ぎません、役にたつところに行くようにしてあげてください。」と、おっしゃってくださっているので、これから皆で相談し、全部良い行き場におさまるように、算段していくつもり。

大量入荷

先日からいろいろな形で重宝している、九大研究室が出した稚魚の本の復刻版。
知り合いに見せたら、私も欲しいという声が多かったので古本屋さんに注文したところ、本屋さんから電話が。
「これ、ある会社の倒産整理品なんで、箱であります。」とのこと。

なーにー！（クールポコ風に）
そりゃあすごい！ということで、海関係の人が多数集まるメーリングリストに流したところ、なんと一気に20冊近くの注文が。やっぱ流してよかったな。

この本は（復刻版も）、すでに絶版になっているので、こんなにたくさん出回ることは、この先ないだろうから。
月末でしめきって、発注しようっと。

思わぬところで

　小さいころからやってる趣味のひとつに、「戦前絵はがきや鉄道会社の観光案内」のコレクションがある。
　今でこそ、ヤフオクなどで取引されていて、けっこうな値段がついているが、昔は駄菓子屋や普通の書店の趣味コーナーなどで売られていて、安いもの、少し疲れているものなら、1枚50円からあった。趣味の会で交換したり、ってのもあったな。あの当時、けっこうな方が集められていたと思うが、現在、どうされているのだろう。

　あのころから集めたのものを全部持っていたら、ひと財産築けていたのかもしれないが、今の仕事についてすぐのころ、こんなものを持っていても人生に何の役に立たないわいと、やけくそで半分ほど売り払ってしまった。

　しかし最近急に、このコレクションの出番が多くなってびっくりしている。
　学会発表とか、テレビ局とか、出版社、博物館など・・・この1年で10件ほどのお申し出があった。
　
　先日、ある出版社から、明治から大正の巨椋池の絵はがきがあったら貸して欲しいという連絡がきた。
　ある作家さんの作品で使いたいとのこと。
　これは確か買ったはず、と思ったが、すぐ、例のやけを起こしたときに売ってしまったことに気づく。

　10数年前、やけを起こさなければなあ、その作家さんとお話する機会があったかもしれないのに、惜しいことをしたことよ。

洗濯機

ここ2ヶ月ほど、ドラム式洗濯機の具合が良くない。
すぐとまる、いつまでも脱水を行ってる、あと30分という表示なのに、実際は1時間半ほどかかる。
夫は、私がたくさん詰めすぎるから壊れたのだといって、メーカーの修理屋さんを呼ぶ。
私は仕事だったので、夫に立ち会ってもらう。

その結果、この洗濯機、数年前に部品交換のリコールが出ていたとのこと。
出ていた時期は、ちょうど懇意にしていた電気屋さんのおじちゃんが急死した頃のように、思えるが、修理屋さんによると、火事が起きたりするような大きな欠陥ではなかったので、大きく宣伝していなかったからわからなかったかも、とのこと。
大きく宣伝してくれよー・・・。
部品を交換したとたん、洗濯機は新品時代のようにくるくると動くようになった。

洗濯が楽しくなった＋私が無体な使い方をしたから壊れた、という疑念も晴れた、めでたしめでたし。

煉瓦地蔵

知人から、近所に煉瓦でつくられた地蔵祠があったら、画像と地図を送ってくれと頼まれる。
古いものでは、明治までさかのぼれるらしい。
このあたりでは、あまり珍しいものではないのだが、いざ送ってくれといわれると、はて、どこにあったやらと思案する。

↓ようやく見つけた過去の1枚


近所の方によると、もとは別の場所にあったものらしいが、この道を整備する際に移築したとのこと。
さて、いつごろのものやら。