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月やあらぬ [普通の生活]

この時期になると、かならず口ずさむうた

月やあらぬ 春やむかしの春ならぬ わがみひとつはもとの身にして

伊勢物語にでてくる、業平のうたである。

教科書的な口語訳では、このうたのよさはわからない。
考えるな、感じろ、っていう言葉のとおりだよ。

古典が嫌いになる原因のひとつって、教科書に出てくる口語訳のへたくそさにあるんじゃないかと思う。

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コメント 6

まなか

ばんばんばんっ。
そのとーり。(膝をたたきながら)
by まなか (2010-04-12 02:39) 

ponta

同感です。訳そうとするから面白くなくなるし、古典嫌いが増えるんですね。
ある人が言っていました。年をとるにつれて、訳さなくても古典が分かるようになると。人生経験が感性を磨いてくれるということでしょうか。
by ponta (2010-04-12 08:40) 

ちよのすけ

まなかさまおはようございます。お越しありがとうございます。
いやー!プロからそういっていただけると、うれしいです。

古今集とか万葉集とかを読み返してると、ああ、ほんとうにそうだ、そういうふうに思うよ、と感じることが多くなりました。
by ちよのすけ (2010-04-12 09:47) 

ちよのすけ

pontaさまおはようございます、お越しありがとうございます。
いやー、同じ気持ちの方がいて、うれしいです。
私も、昔は「なんでこんなところで泣くねん」とか、「積極的にアタックしたらええのに」とか、古典の主人公に対して突っ込みを入れていることが多かったのですが、最近は、ああ、そういう気持ちにもなるんだろうな、なんて思ったりします。

最近、確かにそうだ、と実感したうたは、これ。古今集の哀傷歌です。

ありし世に 暫しも見ではなかりしを あはれとばかり いひて止みぬる
by ちよのすけ (2010-04-12 10:01) 

タッジーマッジー

はぁ~切ないなぁ。
確か恋の歌だったと思うけど、
昔を振り返る自分に置き換えることもできますねー。
by タッジーマッジー (2010-04-12 12:54) 

ちよのすけ

タッジーマッジーさまこんにちは、お越しありがとうございます。
そう、確か、恋人が昔すんでいたところをたずねて・・・というやつでしたよね。
でも、今は、自分の現状をかえりみて、口ずさんでいますね。
by ちよのすけ (2010-04-12 16:31) 

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