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江戸の大麻パーティー? [古生物]

古本屋で、江戸時代の随筆集を見つける。
そのなかに、今騒がれている、大麻による中毒の話があった。
同じ事件を複数の随筆でとりあげているところをみたら、よっぽど噂になったんやろうね。

(以下は抄訳)
 江戸の某寺(現存するらしいので伏せておく)に早朝、人が訪ねたところ、寺の者全員がそこらじゅうで倒れて寝て、仏像、道具、障子などがむちゃくちゃに壊されていた。びっくりして、寝ていた者を起こそうとしたが、なかなか起きない。
 ようやく起きたら「よく寝た、昨日は面白かった」というので、問いただしたところ、今度は起きた人が、壊れた寺を見てびっくり。
 調べたところ、昨夜、寺に奉公に来た男の子が「とてもおいしいもので、実家ではよく食べます」というので、自生してた大麻草の葉を料理して食べたら、すごくおいしくて、たくさんいただいたところ、そのうちのぼせてきて、だんだん腹が立ってきて、そのあとは覚えてない、ということ。おぼろげな記憶によると、12才の子が両手に箸をもって「おもしろい」といいながら狂いだしたのが最初だったような、そうじゃなかったような・・・。

葉を食べても、中毒するんやなあ・・・まあ予想はつくけど、これってもしかしたら、日本最古の大麻パーティーの記録?

その後の、この方たちの行く末が気になるけど、それは何も書かれていなかった・・・。
自分たちが知らずにぶっ壊した寺を、黙々となおしたんやろうねえ。


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コメント 4

まなか

伝説と記録は違うかというと、まあ違うんですが……
麻は昔から身近にあったわけで。
なんですか「天の岩戸」をあけるときの、その前のどんちゃん騒ぎも、そのてのものが使われたとか。
奈良の當麻寺であるとか、徳島の大麻比古神社であるとか、深入りすると面白そうです。
by まなか (2008-12-04 18:42) 

素風

うっわー。面白い。確かにその後の顛末が気になりますね。
いいなあ。私も古本屋めぐりしてみようかな。
by 素風 (2008-12-04 22:32) 

ちよのすけ

まなかさまこんばんは、お越しありがとうございます。
確かに麻は、昔から身近にありましたねえ。常陸国風土記とかでは、栽培の記録もあるみたいやし、護摩をたくとき罌粟なんかといっしょに入れたとかいうけど・・・。ということは昔からこんなパーティーはあったんでしょうかねえ。深入りすると、確かにおもしろそうです。
天の岩戸でどんちゃんするときは、酒オンリーと思ってました。
by ちよのすけ (2008-12-06 00:42) 

ちよのすけ

素風さまこんばんは、お越しありがとうございます。
古本屋めぐりはおもしろいです・・・でも、痛い目にもあったりします。
これ、まだ市販してたんやんかーとか、さっきの店のほうが安かったがな、とか、いろいろ。
一番腹がたったのは、推理小説の文庫で最初にある人物紹介のところに「犯人はこいつ」っていって○をつけていたのを買ってしまったとき・・・。キー!!
by ちよのすけ (2008-12-06 00:44) 

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