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年を取るのは嫌じゃない [普通の生活]

朝から、子どもたちと石器づくり。
岩石の性質を知ってもらうには、やっぱり自分の手で割ったりしてもらわないと。

晴れた空のもと、野外に出て石を割る。そのほうが、明るくて、刃づくりしやすい。

途中から、講師の先生の知り合いが、指導の手伝いに来ると聞いていたので、どんな人がくるのかと思っていたら、なんと昔、オープン直後の仕事場に毎日のように入り浸っていた子であった。当時は中学生だったかな。

顔や話し方に面影はあるが、車を乗りこなし、子どもたちに上手に教え、楽しそうにしゃべる様を見るにつけ、私は、この子が成長した年月の分、年を取ったのだと実感。
うれしくて、変にはしゃいでしまった。

彼が中学時代から研究していた「火おこし」の実演をすると、子どもたちから歓声がわきあがった。
そうだったよ、君は毎日仕事場にきて、こういうふうに摩擦すると火がおこせる、だの、この石だと火をつけやすいだのと、私たちを前に、熱弁をふるっていたね。
今日、火おこしを見て歓声をあげたお子さんたちも、あと10数年したら、彼のようにしっかりした青少年になるのだろうね。

終わったあと、「今日ほど楽しい日はなかった」と、講師の先生からメール。
私も、そう思った。
今の世情で、こういう願いが実現する確率は低いとは思うけど、10数年後も今日みたいな気持ちになれる日が迎えられれば、と思う。


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