スクープ!万引き目撃 [南大阪の自然]
午後から市外の小学校へ出張。
釣りクラブのお子たちに、チリメンジャコから見る大阪湾の学習をしに行くのだ。
みんな普段から海に親しんでいる子どもたちだけに、チリメンジャコの原料はなんですか?と聞くと即座に「イワシ」と答えるし、タチウオって歯がするどくて怖いね、とかエソの口も怖いとか、つり上げたフグはぷうっとふくれるとかえさ泥棒だとか、今まで行った学校の子どもさんのなかで、もっとも海と魚について詳しい。
このクラブは、熱心な先生が今年から作ったらしいが、なかなかいい雰囲気であった。
その学校の近くに、昔ながらの八百屋さんがあった。
店のまえにとれたて野菜を置いたり、軒に乾物をつるしたりと、ほんとうに絵になる八百屋さん。
へえ、まだあるんやねえ、と感心してみていると、葉もの野菜の前に怪しい影が2つ、売り物のミズナの葉をむしっている。
ヒヨドリである。
ふだんはうるさく鳴くものなのに、静かにひたすら、むしっている。
しばらくすると、通りすがりのおばちゃんが気づいて、こら!っというと、ひゅっと逃げて近くの街路樹に潜り込む。
おばちゃんに聞いたところ、ヒヨのほかに、ムクもやるよとのこと。
りんごやみかんもつつくので、最近は奥へ入れて防御しているけど、しつこいね、とのこと。
東京のカワセミが売り物の金魚を食べたのは聞いたことがあるが、ヒヨドリもそんなことするんやね。
↓調査地へ向かう道には、セイヨウカラシナが咲いていました。
春ですねえ。
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